幸せにしてあげたい
その女子達の前に回り込む。
「約束しろよ。手ださないって...」
「え、あ、.......」
焦っているのか、リーダー的なやつが他の女子に目で訴えてる。
「で、どうするんだよ。もう手ださないか。」
「う、うん。」
不満そうな顔をしながらも、そう言った。
「じゃあ、もう手だすなよ。手だしたら俺が許さないから。」
そして、俺が女子達の前をどいた瞬間、女子達は走ってどこかに行ってしまった。
「柳瀬くーん。」
後ろから俺を呼ぶ声がしたから、振り返った。
その瞬間、梨々香に抱きつかれた。