幸せにしてあげたい






そして時は流れて.....






「梨々香、俺と付き合って...」




「うん、付き合う!」



俺が梨々香に告白をしたのは、夏休み前の終業式の日。





終業式が終わって、いつも通り帰ろうとする梨々香を無理やり川の土手まで連れて来た。







梨々香とはじめてまともに話した場所。

だから、ここで告白したかった。



「今日から梨々香は、俺の彼女だからな!」



「うん...」



俺は恥ずかしそうにしている梨々香をそっと抱きしめた。


「え、あ、ちょっ...」


梨々香は顔を赤くしてる。






今の梨々香は、あのときの美穂にそっくり。




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