空愛 くうあい
君は 今日もそこに いつものように、何事もなく通うだろう。

私は 君の知らない世界へと 通いはじめる。

私の 通うところは、君に相談をした、女子校だ。

生徒会をやっていた 私は、推薦という 安全な枠から そこの学校へ
受けた。

そこの学校は、県外だが スクールバスも出ていて、わりと県外でも近い方である。

ただ、女子校だということから、新しい出逢いをする絶好の場所でもない。

その分、余計に君を忘れることは きっと、できないのだろう。
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