その恋愛は、恋愛ですか?
彼の名前は金本圭介《かねもと けいすけ》。年は私と同じ、21歳。
彼と付き合うことになったのは3年前。
大学に入学して間もなくの、5月25日。
引っ込み思案な性格を直したいと思って、私は思い切って大学で一番大きなイベント系サークルに入った。
けれど、人間はそんな簡単には変われないものでして、私はサークルに入って一か月がたっても、浮きっぱなしでした。
そんな私を気遣ってなのかもしれないけど、ケイちゃんはいつも私の側にいて、相手をしてくれた。
私と違って彼は早くもサークルの人気者になっていたから、なんで私なんかの相手をしてくれるのかって、申し訳ない気持ちでいっぱいで……。
そんな彼が、まさか私に告白をしてくれるなんて、夢を見ているようだった。
それからは毎日が楽しくて、楽しくて。
その一か月後には、私たちは同棲を始めた。
というか、ケイちゃんの実家は、大学から電車やバスを乗り継いで一時間半もかかる場所にあったから、彼はほとんど毎日のように、大学近くにある私のアパートに泊まるようになってた。
彼は父子家庭で、彼のお父さんは放任主義だったから、お咎めは全くなし。
私の実家は県外だったから、バレる心配はほとんどなかった。
一緒に料理して、一緒に寝て、一緒に起きて、一緒に大学に行く。
この3年間、本当に毎日が楽しかった。
なのになんで、こんなことになったんだろうね。
彼と付き合うことになったのは3年前。
大学に入学して間もなくの、5月25日。
引っ込み思案な性格を直したいと思って、私は思い切って大学で一番大きなイベント系サークルに入った。
けれど、人間はそんな簡単には変われないものでして、私はサークルに入って一か月がたっても、浮きっぱなしでした。
そんな私を気遣ってなのかもしれないけど、ケイちゃんはいつも私の側にいて、相手をしてくれた。
私と違って彼は早くもサークルの人気者になっていたから、なんで私なんかの相手をしてくれるのかって、申し訳ない気持ちでいっぱいで……。
そんな彼が、まさか私に告白をしてくれるなんて、夢を見ているようだった。
それからは毎日が楽しくて、楽しくて。
その一か月後には、私たちは同棲を始めた。
というか、ケイちゃんの実家は、大学から電車やバスを乗り継いで一時間半もかかる場所にあったから、彼はほとんど毎日のように、大学近くにある私のアパートに泊まるようになってた。
彼は父子家庭で、彼のお父さんは放任主義だったから、お咎めは全くなし。
私の実家は県外だったから、バレる心配はほとんどなかった。
一緒に料理して、一緒に寝て、一緒に起きて、一緒に大学に行く。
この3年間、本当に毎日が楽しかった。
なのになんで、こんなことになったんだろうね。