サヨナラからはじめよう
そんなことを考えているうちに、
やがて深い眠りの世界へと誘われていった。
「おやすみなさい、涼子さん」
中村君のそんな声が聞こえた気がする。
またあの夢を見た。
誰かと幸せそうに笑っている夢。
いつも相手の顔は見えそうで見えない。
一体誰とそんなに幸せそうに笑ってるの・・・・?
中村君は明け方に帰ったようだった。
当然ながら私にはそんな記憶は全く残っていない。
テーブルに残された置き手紙で初めてそのことを知った。
だから、マンションを出た彼を司が待ち構えていたことなんて、
それから二人がどんな会話をしたのかなんて、
私が知るはずもなかった。
やがて深い眠りの世界へと誘われていった。
「おやすみなさい、涼子さん」
中村君のそんな声が聞こえた気がする。
またあの夢を見た。
誰かと幸せそうに笑っている夢。
いつも相手の顔は見えそうで見えない。
一体誰とそんなに幸せそうに笑ってるの・・・・?
中村君は明け方に帰ったようだった。
当然ながら私にはそんな記憶は全く残っていない。
テーブルに残された置き手紙で初めてそのことを知った。
だから、マンションを出た彼を司が待ち構えていたことなんて、
それから二人がどんな会話をしたのかなんて、
私が知るはずもなかった。