サヨナラからはじめよう
それから数日は展示会の総括でまだまだ忙しい日々が続いた。
けれども、自分の夢が一つ叶ったという実感がひしひしと湧いてきていた。
はじめは参加に難色を示していた年配の職人さんが、
「あんたのおかげで自分にもいい勉強になったよ」とお礼を言ってくれたときは、
このまま死んでもいいと思えるくらい嬉しかった。
いや、死んじゃ駄目だけども。
でも本当にそれくらい嬉しかったんだ。
自分が好きだと思うものを人に橋渡しできるこの仕事に、あらためてやりがいを感じていた。
そしてようやく落ち着きを取り戻した次の週末、展示会の成功を記念して慰労会が開かれた。
会ははじめから大いに盛り上がり、始まってから1時間も経たずにその場はすっかり和やかに打ち解けていた。
「齋藤さん、本当にお世話になりました」
私はタイミングを見計らってすぐに齋藤さんの所へと足を運んだ。
今回のことが実現したのも、全ては彼女の存在があってこそなのだ。
「三国さん、こちらこそ本当にお疲れ様!やっぱりあなたとの仕事は楽しかったわ。ありがとう」
「そんな!それはこちらのセリフです。齋藤さんの元でこうして一つ夢が叶って・・・私は本当に幸せです」
けれども、自分の夢が一つ叶ったという実感がひしひしと湧いてきていた。
はじめは参加に難色を示していた年配の職人さんが、
「あんたのおかげで自分にもいい勉強になったよ」とお礼を言ってくれたときは、
このまま死んでもいいと思えるくらい嬉しかった。
いや、死んじゃ駄目だけども。
でも本当にそれくらい嬉しかったんだ。
自分が好きだと思うものを人に橋渡しできるこの仕事に、あらためてやりがいを感じていた。
そしてようやく落ち着きを取り戻した次の週末、展示会の成功を記念して慰労会が開かれた。
会ははじめから大いに盛り上がり、始まってから1時間も経たずにその場はすっかり和やかに打ち解けていた。
「齋藤さん、本当にお世話になりました」
私はタイミングを見計らってすぐに齋藤さんの所へと足を運んだ。
今回のことが実現したのも、全ては彼女の存在があってこそなのだ。
「三国さん、こちらこそ本当にお疲れ様!やっぱりあなたとの仕事は楽しかったわ。ありがとう」
「そんな!それはこちらのセリフです。齋藤さんの元でこうして一つ夢が叶って・・・私は本当に幸せです」