サヨナラからはじめよう
「何言ってるの!これはただのスタートに過ぎないでしょう?」
「・・・え?」
齋藤さんはニッと意味ありげな顔で笑った。
「実は、今回の展示会の評判が凄く良くてね。だからうちとしては今後も定期的に開催できたらいいなって思ってるところなの。年一回になるかそれ以上かはまだ不透明だけど」
「・・・・ほ、本当ですか?!」
「あはは、こんなことで嘘言ってどうするの?今日はエイプリルフールじゃないわよ?・・・あなたの想いが実を結んだのよ」
あ、あれ?
なんでだろう。
どんどん視界が滲んで齋藤さんの顔がよく見えない。
「あなたの夢のお手伝いができて私も幸せだわ。おめでとう」
そう言って優しく微笑む齋藤さんの顔を見たら、もう完全に涙腺が崩壊してしまった。
「さ、さい゛どう゛ざ~~~ん!!!!」
嬉しさの余り私はまたしても彼女の体に飛びつき、何も考えずに号泣した。
またやってるよと言って散々爆笑されたって何にも気にならないほど、
私にとっては夢のような時間が続いていた。
齋藤さんはそんな私にずっと「良かったね」と言って背中を撫で続けてくれていた。
「・・・え?」
齋藤さんはニッと意味ありげな顔で笑った。
「実は、今回の展示会の評判が凄く良くてね。だからうちとしては今後も定期的に開催できたらいいなって思ってるところなの。年一回になるかそれ以上かはまだ不透明だけど」
「・・・・ほ、本当ですか?!」
「あはは、こんなことで嘘言ってどうするの?今日はエイプリルフールじゃないわよ?・・・あなたの想いが実を結んだのよ」
あ、あれ?
なんでだろう。
どんどん視界が滲んで齋藤さんの顔がよく見えない。
「あなたの夢のお手伝いができて私も幸せだわ。おめでとう」
そう言って優しく微笑む齋藤さんの顔を見たら、もう完全に涙腺が崩壊してしまった。
「さ、さい゛どう゛ざ~~~ん!!!!」
嬉しさの余り私はまたしても彼女の体に飛びつき、何も考えずに号泣した。
またやってるよと言って散々爆笑されたって何にも気にならないほど、
私にとっては夢のような時間が続いていた。
齋藤さんはそんな私にずっと「良かったね」と言って背中を撫で続けてくれていた。