サヨナラからはじめよう
「今日行くのはこの前のお店ですよね?」
「そうそう。マスターも涼子ちゃんにゆっくり会いたいって言ってたし、今日はゆっくり飲んでいってね?おいしいんだから~」
ニコッと笑うカナさんはやっぱり女の私から見ても惚れ惚れするほど綺麗だ。
実は男性だなんて未だに信じられない。
カナさんが私を訪ねてきたときに行ったお店『Diamante』は、カナさんが昔働いていたバーらしい。
・・・・そう。いわゆる『お姉様』達が働くお店だったのだ。
しかもそんじょそこらのお姉様じゃない。カナさんクラスの超上玉と言われるレベルの人達だけが働く、知る人ぞ知るお店だとか。
中には何も知らずに常連になる人も多いらしい。
たまーに職場の男の子を連れていくこともあるようで、
今思えば司の話を立ち聞きしてしまった時も、きっとこの店の話をしていたのだろう。
「マスター、涼子ちゃん連れてきたよ~」
「こんばんは。ご無沙汰しています」
「いらっしゃい。また会えて嬉しいよ。今日はゆっくりしていってね」
お店に入るとあの時と変わらない優しい笑顔でマスターが出迎えてくれた。
彼はカナさんが昔からお世話になっているそうで、お店が傾きかけたときにカナさんが一肌脱いで今のお店をつくりあげたんだとか。
それぞれに色んな物語があるんだなぁ・・・
「そうそう。マスターも涼子ちゃんにゆっくり会いたいって言ってたし、今日はゆっくり飲んでいってね?おいしいんだから~」
ニコッと笑うカナさんはやっぱり女の私から見ても惚れ惚れするほど綺麗だ。
実は男性だなんて未だに信じられない。
カナさんが私を訪ねてきたときに行ったお店『Diamante』は、カナさんが昔働いていたバーらしい。
・・・・そう。いわゆる『お姉様』達が働くお店だったのだ。
しかもそんじょそこらのお姉様じゃない。カナさんクラスの超上玉と言われるレベルの人達だけが働く、知る人ぞ知るお店だとか。
中には何も知らずに常連になる人も多いらしい。
たまーに職場の男の子を連れていくこともあるようで、
今思えば司の話を立ち聞きしてしまった時も、きっとこの店の話をしていたのだろう。
「マスター、涼子ちゃん連れてきたよ~」
「こんばんは。ご無沙汰しています」
「いらっしゃい。また会えて嬉しいよ。今日はゆっくりしていってね」
お店に入るとあの時と変わらない優しい笑顔でマスターが出迎えてくれた。
彼はカナさんが昔からお世話になっているそうで、お店が傾きかけたときにカナさんが一肌脱いで今のお店をつくりあげたんだとか。
それぞれに色んな物語があるんだなぁ・・・