サヨナラからはじめよう
熱が上昇します
「中村君、遅くなってごめんなさい!」
駅前で待つ中村君の元へと急ぐ。
彼は私に気付くと笑って手を挙げた。
「涼子さん、時間ぴったりですよ。そんなに慌てなくていいのに」
「え、そうだったっけ?時計がずれてるのかも。ははっ」
なんて、実は時間なんて全然見る余裕すらなかったくせに。
待っている彼の姿を見て遅刻したと思い込んでしまった。
「あれ、涼子さん顔が赤くないですか?どこか具合悪いんですか?」
えぇっ、中村君までそんなこと言うの?
一体自分はどれだけわかりやすい顔をしてるんだろうか。
思わず頬に手をあてる。
あ、やっぱり少し熱いかも。
・・・・でも今日はそんなことは忘れる。
「あ~、多分遅刻すると思って走ってきたからじゃないかな。アラサーにはしんどいわ」
「はは、なんですかそれ。・・・でももし具合が悪いときにはすぐ言ってくださいね?」
「わかった。ありがとね」
中村君は朝から眩しすぎる程のイケメンオーラ全開で笑った。
駅前で待つ中村君の元へと急ぐ。
彼は私に気付くと笑って手を挙げた。
「涼子さん、時間ぴったりですよ。そんなに慌てなくていいのに」
「え、そうだったっけ?時計がずれてるのかも。ははっ」
なんて、実は時間なんて全然見る余裕すらなかったくせに。
待っている彼の姿を見て遅刻したと思い込んでしまった。
「あれ、涼子さん顔が赤くないですか?どこか具合悪いんですか?」
えぇっ、中村君までそんなこと言うの?
一体自分はどれだけわかりやすい顔をしてるんだろうか。
思わず頬に手をあてる。
あ、やっぱり少し熱いかも。
・・・・でも今日はそんなことは忘れる。
「あ~、多分遅刻すると思って走ってきたからじゃないかな。アラサーにはしんどいわ」
「はは、なんですかそれ。・・・でももし具合が悪いときにはすぐ言ってくださいね?」
「わかった。ありがとね」
中村君は朝から眩しすぎる程のイケメンオーラ全開で笑った。