サヨナラからはじめよう
どうして?


どうして他の女になんか目を向けたの?


あんなに私のことが好きで好きで好きで仕方がないって、
全身から溢れるほどの想いをくれていたのに。




どうして?

どうして?

どうして?


私に何か原因があったの?

何度考えてもわからなかった。



私が怒るとあなたはまるでそれを待っていたかのように嬉しそうに笑って、
そしていつも以上の愛情をくれたんだ。


こんなに愛してくれているのに、
それがだんだん苦痛になってしまってた。

言葉が、行動が、全てが作り物なんじゃないかって。
あなたのことが信じられなくなっていった。



< 89 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop