東京24区―死神の住む街―
次に目が覚めたとき。俺は知らない部屋に居た。

窓から見える景色は酷く寂れていた。

しかしこの建物は外装も内装もキラキラしている。

昔、ベガスが舞台の映画を見たことがあるがこんな感じだったな。

“連帯保証人”

そう言われてここまで連れてこられた。

道中のことはよく覚えていない。

俺はパニックを起こしていた。

一体ここはどこなんだ?

“東京24区”

その言葉が頭に浮かんだ。

1度だけどこかで聞いたことがある。

―死神の住む街―

死神か…

そんなもの信じちゃいない。

だけど…奴らは本物かもしれない。

「法律?そんなものは関係ない。」
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