Ⅰ.不思議な夢とアリス

亜珠香は風に栗色の髪をなびかせながら

初めてこっちを向いた。

粉雪のような肌

赤い唇

ぱっちりした二重に涙袋

透き通るような瞳

完璧だった。

しかも、媚び売ってこない。

仁「亜珠香さんは僕たちに媚び売らないんですね」

亜「そんなの売ってどうすんのよ」

おもしろいやつだな

ズシャーーーーーーーーーーーーッッ

夢「オイッ!可愛い子いなかった!!!」

帰ってきちまった

カタンッ

亜珠香がいきなりどっかいった。

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