恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜

『ったくさぁ?
まじ、だりぃんだけど。』

は?だれ。

『なに?聞いてんの?
昨日、返事もせずに逃げやがって。』

なに、やだ。

『ねぇ。
誰のことかわかってるよね?』


目の前にいるそのひとは
璃稀さんなんだけど
璃稀さんじゃなくて、

『さっきから黙ってるけど、
あんた、超むかつく。』

睨まれた...。
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