恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
『翡翠は
けしてお主のことを嫌いで
憎くて分身に育てさせたのではない。
大切だからじゃ。守りたいからじゃ』
「じゃあどうして!?」
『妖から守たかったのじゃよ。
翡翠は、お主を守って死んだ。
分身も時期消えよう。』
私は実の母が死んだという知らせと
分身の母も消えてしまうということが
わからなくて。
『話すことが多すぎる
今日はもう休みなさい。
たこ助、亜美を部屋へつれていって
くれぬか?』
『はいっ!
亜美様、ついてきてくだせぇ!』
私は黙ってついていくしかなかった。
『つきました!
たこ柳の部屋です!
厠はそこでございます!
では!』
布団はもうひいてあったので
シャワーを浴びたかったけど
そのまま布団に入って さっきのことを
考えていたら いつの間にか
眠ってしまっていた。