恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
トントン!

ふすまを叩く音で目が覚めた。


『亜美様、お食事の用意ができております。』


「あ、はーい!」


返事をして 部屋を出ると
鮮やかな色をした
たこが待ってくれていた。


『おはようございます。
よくお眠りになられたようですね!
昨夜より顔色がいいみたいです!』


そういって笑う
たこがとても羨ましく思った。



食事の間にいくと
安曇はもう座っていた。
猫だけどね。

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