恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜


「安曇。
はなしたい。」


『あぁ。』



部屋から出ると
私は安曇を抱きしめた。


「安曇、こんな時にだけど
ありがとう。」


『すま...』


「謝らないで、
璃稀さんがこんなことになる前に
私が自分の気持ちに
気づいたらよかったんだよ...」
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