恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
『大切なことを忘れてるんだ。
覚えていることは
女の子で花が好きで、
花言葉をいっつも聞いてきてさ、
そのこのために 本で覚えたんだ。
そのこはさ....』
「もういいよっ!!」
璃稀さんの話を聞いていると
涙が止まらなかった
自分以外のひとの話なんて
私はききたくないよ....
『んだよ。
謝ってやったのに。』
「そんな、
そんな気持ちで謝られても....
璃稀さんなんて
璃稀さんなんて知らないよ。
私は....。」
そこまでいいかけてやめた。
璃稀さんが、冷たい目で
こっちを見下ろしていたから。