恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
『さあっ!
門へ行きましょう!!』
なんか、璃稀さん
初めて挨拶したときより
表情がやさしくなったなー!
『顔になにかついてますか?』
――――――ドキンッッ
「いや!
そんなことより!
たこ美さんまってますよ!
たこ美さぁぁーん!!」
廊下から門まで草履でダッシュした。
ちなみに、着物のままね。
『亜美様、こけますよ。』
微笑むたこ美さん。
たこ美さん、たこの姿だけど
人間だったら絶対綺麗なんだよね。
『亜美、ばばをおいていくんじゃない。』
「自分の事ばばって。笑」
しょうがない。そういって
安曇を抱き上げるわたし。
突然
『安曇さま!!』
高い声で安曇を呼ぶ声。
下を見ると こあらがいた。