恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
『では、家系図はなおしますわ。』
さっとなおす沙羅姫。
『亜美さーんっ!!』
扉の向こうで
璃稀さんの声が聞こえる。
『はいはーい!
今すぐ亜美さんは返しますわ。』
私の代わりに
沙羅姫が答える。
『騒がしいのう。』
「なんかさ、璃稀さんって
登場したときのキャラは
静かな爽やかくんっ!だったのに
今は食いしん坊でうるさいひとだよ。」
呆れながら
扉のまえまで移動する私達。