恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
「それで、安曇さん
どうして朝わたしの家の前で
たおれてたの?」
『寝てたのじゃよ。
目が覚めたら お主のカバンの中じゃ
たまげたわい。』
といって ホホッと笑う安曇。
「でも、どうして
妖が私に?」
といった瞬間
部屋の中を冷たい冷気が漂いはじめた。
『いかん!
亜美、こっちへこい!』
といいながら
私の部屋の隅にいく安曇。
そっち出口とはんt...
って!ええええええええ!?
安曇がぽんぽんと壁を叩くと
待ってましたといわんばかりに
地下へと続く階段が現れた。