今日を記念日に。


「全く、初日から女の子はぶらかしてんのかね!」



私がそう言って視線を離すと




「ねぇ、直。なんか…違うみたいだよ?」



そんな、かばわなくても良いのに…



なんて思いながらも
詩織に促されてもう一度
洸太の方をみると、



「…あらら、本当だ」



洸太が女子を集めてる


のではなくて、


洸太に女子が集まってる状態。




洸太はとんでもなく
困った顔をしていた。




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