今日を記念日に。


私がふぅ、と息をついていると



「お前いちいちおもしれーな。」



私の右隣を歩く洸太が
そう言って くすっ、と笑った。




ドキッ…



あ、いやいやいや!



思わず笑顔にやられかけた、
いけないいけない……



「え、なな何で?」



理由を聞こうと
洸太の目は見ないで返事を返した。



「なんか全部顔に出てる。分かり易い」



洸太はまだ口元が笑ってる。







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