今日を記念日に。
「おっと、早く食べなきゃ」
私は大きな口を開けて
ご飯を一気に食べた。
「次の授業なんだっけ?」
詩織はくっ付けた机を戻しながら
時間割を確認する。
けど………
あれ?今日って確か……
「あっ、思い出した!今日体育館で学年集会じゃない!?」
私の一言に、詩織と真帆の動きが一瞬止まる……
「「……やばーい!!」」
完全に2人の声が揃ったけど、
それどころじゃない!
「ちょっと、マジ急がなきゃ!」
私達は廊下をバタバタと走って
体育館に向かった。