不思議な森のドングリ
グシャ!っと嫌な音がする。先程までドングリが居た場所には毛むくじゃらな太い脚が屹立していた。
『………あ、ドングリ踏んじゃった』
そう言ったのはドングリを踏んだ脚の持ち主、熊のアオイだった。割としっかりとした肉付きをした茶色い毛並みの熊だ。
『…あ~あ。だから「危ない」って言ったのに……』
事の顛末が判りきっていた狐馬は面白がるように、しかしどこかつまらなそうにそう言い
『…ま、いっか、どうせドングリだからすぐ復活するしね』
なんて呟いて狐馬の期待(?)に応えドングリを踏み砕いたアオイとグッ、と親指を立て微笑みあった。
……なんと言うか、今日も平和だった。
『………あ、ドングリ踏んじゃった』
そう言ったのはドングリを踏んだ脚の持ち主、熊のアオイだった。割としっかりとした肉付きをした茶色い毛並みの熊だ。
『…あ~あ。だから「危ない」って言ったのに……』
事の顛末が判りきっていた狐馬は面白がるように、しかしどこかつまらなそうにそう言い
『…ま、いっか、どうせドングリだからすぐ復活するしね』
なんて呟いて狐馬の期待(?)に応えドングリを踏み砕いたアオイとグッ、と親指を立て微笑みあった。
……なんと言うか、今日も平和だった。