3センチメートルの恋。



「壱にぃには関係ないじゃん。」





私は、今までたくさんたくさん
あなたに片思いしてきたの。

辛くて辛くて辛くて…。
いっぱい泣いた。


もぅ、疲れたの。もぅ、嫌なの。



だから、綺麗にかっこよく諦めさせて…




「いいじゃねぇか!!聞かせろよ!!


…気になるだろ。」





もぅ…泣きそう。


「え…何お前泣きそうに…」


「壱にぃのせいじゃない!!!!


私は…私…壱にぃが大好きなのに!!!
大好きで大好きで大好きで…

たけど、絶対に叶わなくて…。
必死で諦めようって決めたのよ!!

なのに壱にぃは…私の決心を簡単に揺るがす。

もぅやめてよ。」




ガチャッ…。





言いたいことだけ言って私は出て行った。





あれじゃぁただの八つ当たり??
しかも勢い余って告っちゃったし…。




でも、なんだかすっきりした。


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