3センチメートルの恋。
…………!!!!!
「忘れてたぁ~!!宏さんずっと待ってるよ…」
慌ててメールしようとすると
また携帯をとられた。
キッと壱にぃを睨むと…
「俺の話聞いてたか??」
って頭を叩かれた。
そして私の携帯で壱にぃは宏さんに電話をかけはじめた。
「あ??宏???俺。はぁ??変われ??無理。
俺の彼女だから手だすなよ。」
ブチッ――――
…無理やりきったな。
「もぅ!!宏さんにちゃん…」
ちゃんと謝りたかったのにって言いたかったのに言えなかった。
壱にぃの暖かい、その唇で
私の唇を優しく包んだから…。
「お前俺の話まじで聞いてた??
もぅ名前言うな。」
私は少し怒りたかったけど
壱にぃの顔を見てたら…無理だった。
「クスッ…わかった。」
「あ!!!わらったな!!!」