3センチメートルの恋。


壱にぃは、かっこいい。
だけどそれだけじゃなくて…

冷たいんだけど
さりげなく優しくて、
空気があったかくて、


…だからもてる!
とにかくもてまくる!



で…あたりまえに彼女だって
できちゃうわけで…


心の中では「早く別れろ!」
って思っていても、
壱にぃの嬉しそうな笑顔を見ると


「よかったね。」とか
「大事にしなよ??」とか


正反対の事を言って、
1人部屋で泣くんだ。




そして、別れた時は
すぐに駆けつけて
「きっとまたいい出会いがあるよ」
なんて励まして…


本当は壱にぃが大好きなのに…


そりゃ本当は
「私がいるじゃん!私にしときなよ!」
とか言いたいよ…
だけど言えるわけがない。



このほんのちょっとの差が
私の想いにブレーキをかける。



だけど…私はこの関係でいれるだけで幸せ。


これ以上望まない。

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