好きになったのは。バスケ部の先輩でした。
ーー1本!しっかり決めてけーー
監督らしき人が大声をあげていた。
そんな声を無視して私達はトイレに向かう。
「ふー、スッキリしたぁー。」
「ちょ莉生!あんたそれでも女子?!
もうちょい女子らしくすればいいのに
せっかくモテるのにこんなおっさんくささで
降られてしまう。
「まぁまあ気にしないで♪
さっさといっくぞー、そうしないとキャプテン怒るぞー」
いや、あんたのせいでしょ。
と軽く突っ込んでみる
さあさぁいきましよ。
そういってワタシの背中をグイグイ押してくる
それから私達はトイレをでて、体育館を抜けようとした
その時。
危ない!!
遠くからでかくていかにもスポーツ系の声が聞こえてきた
でももう、その声は無駄だった…
これが孝弘先輩との最初の出会いだった___。