恋愛奮闘記






一目惚れだった。

出会った時には、もう恋に堕ちていた。



自分に恋愛は向いてないと思って逃げていたあの頃。

それを見事に覆してくれたのは、早坂良さん。



相手の気持ちが全く分からない中で追いかけるのは怖かった。どんどん好きになっていくのが怖かった。

だけど私が怖がると良さんが追いかけて来てくれた。

安心させてくれた。支えてくれた。



お店がもうダメかもしれないと思った時、本当に辛かった。

大事なものがあって、手放せないものがあって。
それを守るために私はこの恋を終わらせようとした。

だけどそれが完全に出来なかったのは、もう後戻り出来ない程好きになっていたから。



色んな人に背中を押された。助けてもらった。私のまわりには本当に素敵な人がたくさんいる。

その皆に支えられて今がある。それはこれから先も絶対に忘れない。

こんなに臆病でちっぽけな私を必要としてくれる人達がいる。この世界で、これほど恵まれている人がどれだけいるだろう。





< 185 / 200 >

この作品をシェア

pagetop