ヒヨコに恋した王子様♡


こんな非常時に…。


でも、優しい大智だから…


考えてる事はわかってる。


償わなきゃ。


って思ってる。


きっと私は振られる。



だから…最後に思い出が欲しかった。


「何いって…」



「私振られるんでしょ?わかるよ。だから最後に思い出が欲しいの!」


そう言うと大智は手を引きホテル街へと向かった。



ホテルへ入り大智は確認するかの様に…



「……いいのか?」


そんな声で囁かないでよ。


揺らいじゃうでしょ。


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