殺し合いの証拠







「そう。私達、どっちかが死ぬ。
そして、どっちかが殺すの。」








まさかの結末に、言葉が出てこない。







最後まで残ると決めていたが、
まさかこうなるとは……







「断然、私の方が有利だね。
だって、剣持ってるもんね!」







さっきまでの笑顔とは違う、
悪魔のような瞳で、こちらを見ている。







「翔子...本当にする気…?」







「だって、終わらないんだから。





最後の一人になるまで――!!!」











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