殺し合いの証拠







「それから14年。

あの日から、ずーっと見守り続けた、翔子をね!


でも、とうとう我慢しきれなくなった。

友達と仲良くして、どこかに行って、一生懸命に勉強しているあんたを見てね!



だからやってやったのよ、このゲーム。



あの時私達を見殺しにした、親の気持ちを知りたくてね!!」







「え――?」







見殺しにした…?





それは、どういう意味だろう。






私には、さっぱり分からなかった。








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