殺し合いの証拠
「何ですかそれ……」
私はとうとう頭にきた。
「無理無理って言いますけどね、
こっちだって無理なんですよ!
どうやって生き返らせろって言ってんですか!?
あ!あれか〜
理科実験室に隠って試験管とビーカー持って爆発するやつ。
あんなの恥ずかしくてやってられません!!!
じゃあ貴方には、何かメリットがあるんですか!?」
ここまで言い終えると、
二人ともポカーンと口を開けていた。
半分、息切れ状態で。
「何、今の……
でも、メリットはあるわよ。
これからの人生、エンジョイ出来るのよ?
非現実なことをして、ノーベル賞でも取ったらどうしよう!
……とか。」
翔子は、何か納得しているようだった。
うんうんと、頷いている。