殺し合いの証拠








目を開けると、ん?家か――









「…家かぁぁぁあ!!?」










時刻、14時22分32秒。








横目に見た空の雲は、流れて青空を見せていた。








カチカチと煩く動く秒針。







閉めきっていても微かに聞こえる蝉の鳴き声。








涼しく冷気を出すクーラーの音。







そして、携帯の着信音――。








どれも、懐かしい。








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