シナリオ
てっきり「あぁーそれもありかー」なんて、返ってくると思ったから、
ルイの返事には驚いた。


そもそも、それは俺の質問の答えでもなかった。

むしろ、ルイはにやにやって笑って
「お前さ~今、なんっつったぁ?」
と、逆に質問された。


「・・・昨日の夜は・・・」
「そこじゃない。もうちょいほら、あと」

「・・・今のままルイといた方が彼らも安心なんじゃ・・・」
「はいそこ~!」

「なんだよ、俺、間違えたこと言った?ルイの名前間違えた?なんか言い間違えた?」
「違うって。お前に預かってもらう子たちは・・・」



タンタンタンっと階段を下りてくる音がする。


「・・・え・・・」


目を見開いた。目の前に並ぶ三人の・・・



「お前に預けたいのは、彼女たちさ」

大声をあげてやろうと思った。


ふざけんなよ!男子じゃないのかよ!って・・・。




でも、目を見開いたまま俺は動けなかった。



「・・・・ウソだろ?」



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