シナリオ

「大丈夫かよ。んなにやばいとか・・・聞いてなかったぞ？」
「大丈夫、疲れてただけ」


すっかりおびえてしまった彼女たちに笑いかけて
「ごめんね」というと、その中で一番小柄な子が小さく首を横に振った。


「うん・・・で、この子たちを・・・預かればいいんだよね」
「え、あ、まぁ・・・。だ、大丈夫かよ？」


さっきまで押し付ける気満々だったくせに。
俺の様子を見たら、さすがに罪悪感を抱いたらしい。少し弱気でそう言ってきた。



「任せてきたのはそっちでしょ。いいって言ったんだ、やるしかないでしょ」


まぁ、頼まれてしまったんだ。仕方がないだろう？




それに、一度いいって言ったのも俺だ。こうなったらやるよ。