シナリオ
自己紹介も終わって、用件も済んだ。
自分の仕事が残っているため、ちゃっちゃか帰等とした俺をルイが引き留めた。

「あぁ、忘れてた。ちょいまち」



そういうなり、ルイはすごい勢いで階段を駆け上って、すごい勢いで降りてきた。

そこで思わずぎょっとして目を見開いてしまった。


戻ってきたルイは大きな黒く頑丈そうな鍵付きケースを抱えていたのだから・・・。


「それは・・・?」
「ま、親父から」


んっと渡される黒いケースを両手で持つ。
思っていたよりは軽いが、俺はそれをすぐにテーブルの上におろした。
ケースの持ち手に縛られていた銀色のカギを使い、静かにケースを開いた。


「っ・・・!」


なんだ・・・これは・・・。
思わず生唾ごっくん。




「これは、あの・・・何の冗談だ?」





「親父からだ。その子たちにな」
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