シナリオ
「手伝います」
「えっ」


気が付くと、横にはさっきまでリビングでほかの二人とおしゃべりしてたはずの美羽がそこにいた。


「い、いや、いいって」

「これから、お世話になるんで・・・。これくらいやらせてください」

「いやいや、今日くらい、ね?」

「・・・」



だめだ、引いてくれる気配がない。



「・・・ダメですか?」

「分かった。お言葉に甘えて、少し手伝ってもらってもいい?」

「!はい」





この子は・・・。なんでお手伝いで、そんなにうれしそうな顔ができるんだ・・・。


なんて偉い子。

思わずじーんとする。



「あっ」


そこで、気づいた。俺はもともと一人暮らしだったわけで・・・



「ざ、材料っ」
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