シナリオ
でも、嬉しそうに服を見せ合う三人を見ていて、本当に、本当に、思った。残していてよかった。って。
本当はずっと捨ててしまいたかったそれらも、役に立ったようだ。捨てるより、誰かが来てくれた方が、きっと喜ぶだろうし、いいよな。
「部屋、一応掃除してあるはずだから使って。
一階のふろ場にタオルとあと、新品の歯ブラシとか置いておいた。自由に使ってくれてかまわないし・・・あ、でも、出たらお湯は捨てておいて」
軽く説明をして、俺は自分の部屋の扉に手をかけようとした。
でも、それはとある発言と、背中にかかった重みより阻止された。
「えー?もう寝ちゃうのー?」
「え?」
振り向くと、美羽がいた・・・。俺の服をぎゅっと握って、まるで小さな子供が甘えるときに取るような行動だ。
「遊ぼうよー、少しくらい、いいでしょ?」
「ちょっ由比!陽に迷惑かけるなって!」
「そうだよ!ごめんなさい、陽。由比、なんていうか・・その、あれで・・・」
「え~二人だって遊びたいでしょ?こうりゅー深めよーよ」
「「お前なぁ!」」
二人の声がはもる。「こわいよー、二人ともー」っのんきに返す由比に二人は呆れた様子を見せる。
まるでお姉ちゃんと妹の会話みたいで、
しばらく耐えていたが我慢できなくなって声を漏らした。
「くくっ・・・あははっ!」
「へっ?陽?」
「ご、ごめっ・・・あははっ!」
急に笑い出した俺に、「だ、大丈夫かよ?」と声をかけてくれる美羽。
それでも俺は、笑いをとめることができなかった。
あまりにも面白くて・・・似ていて。
本当はずっと捨ててしまいたかったそれらも、役に立ったようだ。捨てるより、誰かが来てくれた方が、きっと喜ぶだろうし、いいよな。
「部屋、一応掃除してあるはずだから使って。
一階のふろ場にタオルとあと、新品の歯ブラシとか置いておいた。自由に使ってくれてかまわないし・・・あ、でも、出たらお湯は捨てておいて」
軽く説明をして、俺は自分の部屋の扉に手をかけようとした。
でも、それはとある発言と、背中にかかった重みより阻止された。
「えー?もう寝ちゃうのー?」
「え?」
振り向くと、美羽がいた・・・。俺の服をぎゅっと握って、まるで小さな子供が甘えるときに取るような行動だ。
「遊ぼうよー、少しくらい、いいでしょ?」
「ちょっ由比!陽に迷惑かけるなって!」
「そうだよ!ごめんなさい、陽。由比、なんていうか・・その、あれで・・・」
「え~二人だって遊びたいでしょ?こうりゅー深めよーよ」
「「お前なぁ!」」
二人の声がはもる。「こわいよー、二人ともー」っのんきに返す由比に二人は呆れた様子を見せる。
まるでお姉ちゃんと妹の会話みたいで、
しばらく耐えていたが我慢できなくなって声を漏らした。
「くくっ・・・あははっ!」
「へっ?陽?」
「ご、ごめっ・・・あははっ!」
急に笑い出した俺に、「だ、大丈夫かよ?」と声をかけてくれる美羽。
それでも俺は、笑いをとめることができなかった。
あまりにも面白くて・・・似ていて。