【完結】ホイクメン!
「どうして保育士に転職しようと思ったんですか?」




友枝の問いに便乗し、私も少しずつ会話に参加する。




私の問いに、少しだけ気まずい笑みを浮かべる信明先生。


もしかしたら、この転職には何らかの理由があるのか・・・?




「いや・・・、単純ですよ。

俺、子どもが大好きなんですよね。

だから保育士の資格を取って、いつか可愛い子どもたちといっぱい遊べたらいいな・・・って。」




ありきたりかつ当たり障りのないこの返答に、若干違和感を覚えるのは何故だろう?




高校時代の彼からは想像付かない“保育士”という職業。


しかし彼は、自ら望んでこの仕事をしているのだと言う。
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