【完結】ホイクメン!
保育士じゃなくたって、子ども好きな男性は沢山いるはず。


だけど彼は、“仕事”として子どもたちと関わる事を選んだのだ。




その事情はわからないけど、彼が転職した事によって私はこうやって再会を果たす事ができた。


きっと喜ぶべき事なのだろうけど、同じ職場に“後輩”として働く信明先輩を見ている事がなんとなくもどかしくて・・・。




高校時代、“憧れの先輩”として向けていたはずの眼差し。


淡く甘酸っぱいその思い出を、変わらず抱き続けていたかったというのが本音。


もちろん、高校時代よりも近い距離で信明先輩と関われるのは嬉しい事。


だけど私の心境は、どこか複雑で落ち着かなかった。
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