【完結】ホイクメン!
デザインの違う2つのマグカップ。


そこに淹れたてのコーヒーをゆっくりと注いでいく。




キッチンから漂うコーヒーのいい香り。


その香りはキッチンカウンターを抜け、リビングまで届いているようだ。




「腹減った!

もう10時だもんなぁ。」




信明はリビングの壁に掛けてある時計に視線を向け、コーヒーの香りによって刺激された空腹状態のお腹をゆさゆさと摩ってみせる。




「後で何か食べに行く?

良ければ昨日のお礼にご馳走するけど・・・?」




昨夜迷惑を掛けたから。


ランチをご馳走する事くらいなんて事ない。




「えっ、本当!?

それじゃあ・・・。」




嬉しそうにキッチンの方を振り向く信明。


そんな彼のリクエストは・・・。
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