【完結】ホイクメン!
これから“同僚”として、同じものを見て同じ思いを共感していく。


とりあえず今はそれだけで充分だ。


ネガティブにならず、少しずつ信明との距離を縮めていく。


そうする事で、いつか彼と・・・。




「フフッ・・・。」




着信履歴に残った彼の電話番号を電話帳に登録する。




今のやりとりは“同僚”のやりとりじゃない。


1人の男と1人の女がプライベートで交わした他愛のないやりとりだ。




ほんの些細な事。


だけど高校時代の私から比べれば、見ているだけじゃなくお互いの連絡先を知っているというこの事実がとても大きなものに感じた。
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