【完結】ホイクメン!
「楽しみに待ってるね!!

私も2人みたいに、いつか幸せな結婚ができるよう頑張らなくっちゃ!」




言葉を発した瞬間、思い浮かんだのは当然彼の顔。




今の私にはまだ“結婚”なんていうビジョンはない。


だけど、もし誰かと結婚するなら・・・。




―――信明、そろそろ仕事終わったかな・・・?




今日信明は遅番勤務のはず。


私が呑気にビールを飲んでいる今も、彼はまだ仕事をしているはずだ。




「なんだか腹減ったな。」




そう言って准一は辺りをキョロキョロと見回す。




夕方になり、大通のビアガーデンには多くの人が集まってきている。


気付けば私たちは、もう3時間もここに居座っていた。
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