【完結】ホイクメン!
私の現状報告を聞き、真琴は驚きを顕わにして私の方を振り向く。




「え・・・?

だって、優香の職場って保育園でしょ・・・!?」




「うん・・・。

そうなんだけどね・・・。」




きっと、高校時代の彼を知る人はみんな同じ反応を示すだろう。


そのくらい信明のイメージは、“保育士”という職業のイメージから掛け離れているのだ。




「6月に急遽保育士の増員があって、その時に面接に来たのが彼。

事情はわからないけど、その場で即決採用になったのよ。」




信明がどうして保育士になったのか。


そして何故即決で採用されたのかという事はわからない。




だけど私と彼が同じ職場で働いてる事は紛れもない事実であり、どんなにイメージの相違があっても今の彼は“保育士”なのだ。
< 184 / 485 >

この作品をシェア

pagetop