【完結】ホイクメン!
「でも、准一はお姉ちゃんの彼氏の顔をよく覚えてたよね!?

あいつ、高校時代はすっと部活ばっかだったじゃない?

だからお姉ちゃんの彼氏に会う機会なんてほとんどなかったんじゃ・・・?」




よく考えてみれば、真琴の言う通りだ。




毎日部活漬けだった准一。


彼が帰宅するのは、ほぼ毎日遅い時間のはずだもの。


それなのにどうして、准一は信明の顔を覚えていたのか・・・?




「ま、私も詳しい事はわかんないけどさ。

とりあえず、そういう事があったんであの態度な訳・・・。」




カッカしながらゲームのコントローラーを握る准一。


その隣では、翔平が遠慮がちにゲームのキャラクターを操作している。
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