【完結】ホイクメン!
「准一っ!帰ろっ!!」




私はゲームを一段落させた准一に声を掛け、彼の意向も聞かずに帰り支度を始めた。




「あれっ!?お前ら帰っちゃうの?」




不思議そうに問い掛ける翔平にアイコンタクトし、私はふて腐れている准一の腕を引っ張った。




「ほらぁ、そんな顔しないのっ!!

いつまでもモヤモヤしてたら2人に迷惑でしょ!?」




「ああんっ!?

うっせぇなっ、ほっとけっ!!」




「何よそれ!!

ほらっ、ガキじゃないんだからしっかりしなさい!」




准一の背中を押し、無理矢理玄関へ押し出した私。




文句を垂れながらも渋々靴を履いた准一。


私は2人に「ごめんね」と謝り、准一の腕を引きながら翔平の家を後にした。
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