【完結】ホイクメン!
「ねぇ・・・。」




地下鉄乗車後、隣に座り項垂れている准一に話し掛ける。




「これからあんたの家に行ってもいい?」




「・・・ああ。」




快諾とは言えない。


だけどとりあえずは“OK”が出たようだ。




大通駅到着後は、南北線の真駒内方面行きに乗り換える。


10分少々乗車していれば、准一の家がある平岸の駅に到着した。




「道案内よろしく・・・。」




口数少なく2人並んで歩く。




信明との再会が与えた影響。


それは私の心を動かしただけじゃなく、まさか准一も彼と関わっていたなんて・・・。
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