【完結】ホイクメン!
「うぅ~・・・?」




ミルクを強請る心結ちゃん。


信明先輩に声を掛けたものの、今は保育中だから子どもが優先。




「あっ・・・、ごめん。」




私は心結ちゃんを抱き上げ、授乳中の実花先生と並びソファーに掛けた。




信明先輩の視線は私に向かっている。


きっと声を掛けられ、その言葉の続きを待っているのだろう。




でも・・・。




「松本さん、そろそろ子どもたちが午睡に入るので・・・。」




園長の一言が、彼の注目を私から逸らす。




私を見た彼は、一体何を思いどう感じていたのか。


ちゃんと私の事、覚えていてくれた・・・?
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