【完結】ホイクメン!
私たちの地元である銭函地域。
石狩湾に面した海岸沿いの多くは砂浜だが、所々に防波堤や消波ブロックが積まれ整備された箇所がある。
当時小学生だった清香は、何らかの思いを抱え家を飛び出し海岸へと向かった。
そして消波ブロックの上に上り、“健常者”である私たちに伝わらない思いを発散するかの如く1人パニックになり暴れ出したのだ。
警察や学校の擁護の先生もすぐに駆け付けてくれると連絡はあったが、それより先に飛び出して行ったのがお兄ちゃんと准一だった。
男2人掛かりで清香を押さえ付け、まずは安全な所に避難させようとした矢先・・・。
一瞬の隙を突いて逃げようとした清香は、消波ブロックの凸凹に躓き海面の方向に足を滑らせた。
その時に間一髪清香の腕を掴んだのは、身内のお兄ちゃんではなく准一だったのだ。
石狩湾に面した海岸沿いの多くは砂浜だが、所々に防波堤や消波ブロックが積まれ整備された箇所がある。
当時小学生だった清香は、何らかの思いを抱え家を飛び出し海岸へと向かった。
そして消波ブロックの上に上り、“健常者”である私たちに伝わらない思いを発散するかの如く1人パニックになり暴れ出したのだ。
警察や学校の擁護の先生もすぐに駆け付けてくれると連絡はあったが、それより先に飛び出して行ったのがお兄ちゃんと准一だった。
男2人掛かりで清香を押さえ付け、まずは安全な所に避難させようとした矢先・・・。
一瞬の隙を突いて逃げようとした清香は、消波ブロックの凸凹に躓き海面の方向に足を滑らせた。
その時に間一髪清香の腕を掴んだのは、身内のお兄ちゃんではなく准一だったのだ。